名店超え？コンビニスイーツの進化が止まらない

堂島ロールのようなケーキをコンビニで

何気ない日常のプチ贅沢にコンビニスイーツのシェア（市場）は長引く不況のせいもあって、ますます拡大しているように感じます。

「ワンコインで叶うご褒美スイーツ」など手軽に購入できる低価格とそのクオリティの高さに女性客を中心にコンビニスイーツの人気は一気に高まったようです。

ロールケーキはコンビみスイーツブームの火付け役

コンビニスイーツのブームの先駆けとなったのはどうもロールケーキのヒットによるものですがクリームたっぷりのロールケーキは本来専門店の人気商品でした。

話題になるスイーツとしてブームになりやすい趣向の、たとえば一時話題になった堂島ロールやはらドーナツのロールケーキなどの影響もあると思います。

プレーンなスイスロールと呼ばれるロールケーキですが専門店の売りになっているのはふわふわスポンジケーキの真ん中にたっぷりのクリームが巻かれたロールケーキ。

もちろん専門店のロールケーキはスポンジケーキにもクリームの風味にもそのお店のこだわりがつまった作風になっています。カットすると手でつまんで食べられないボリュームのあるクリームのリッチ感のロールケーキがコンビニで買えることが最大の魅力です。

専門店のこのような贅沢ロールケーキに人気が集中すると遠方でも冷凍にして配送するサービスで一度は食べてみたいスイーツとしてすごく話題になります。

ローソンで発売されたクリームたっぷりのスプーンですくって食べるスタイルのロールケーキは専門店で話題になるような贅沢ロールケーキを連想させ、手軽に買えて味わえることにあると思います。

まったくおなじように真ん中のクリームをスプーンですくって食べるロールケーキを、それからしばらくしてファミリーマートで見つけたときはコンビニスイーツとしての売れ筋の定番化になっていると感じました。

チープだと思いつつもカップアイスを食べる時用のプラスチックスプーンで食べるロールケーキはユーモラスな趣きもあって◎

プレーンなロールケーキだけでなく、チョコレートや、季節限定の抹茶などバリエーション豊富なレパートリーもファンを飽きさせない理由です。

そしてセブンイレブンでもおなじようなロールケーキが店頭に並んでいてコンビニスイーツでクリームたっぷりのまるで噂の堂島ロールのような“専門店風ロールケーキ”ははずせないヒット商品になったようです。

セブンスイーツのスイーツが愛される秘密

コンビニスイーツの商品開発は人気商品の企画に余念がないようです。セブンイレブンではスイーツの商品企画のためのセブンスイーツアンバサダーというサークルがあります。

SNSやブログで拡散することを目的とした、特典ありのとても興味深い一般の参加型商品企画です。コンビニの人気ランキングではお弁当でもスイーツでもたいていセブンイレブンが一位になるようですが、こうしたサークル形式のメーケティングに鑑みると、他とは一線を画する商品展開をしています。

徹底的なマーケティングの基開発されるセブンイレブンのスイーツが、他のコンビニスイーツと異なるのは、特に味と完成度の点。

たとえばセブンイレブンの最近のヒット商品である、「濃い抹茶」シリーズはコンビニの低価格の中でまるでかゆいところに手が届くようなスイーツです。

ふと思う、もっと抹茶が濃いと満足感があるのに…を叶えた「濃い抹茶わらび」などはふだん和菓子には興味がなくても食べてみたくなる逸品。

とろっとしたわらび餅の中に濃厚な黒蜜が入っていて、特筆すべきはわらび餅全体にまで濃い緑が染みている抹茶なのです。

わらび餅の表皮を濃い抹茶でまぶしてありそのインパクトの強い抹茶の風味と後を引く味に確かにハマります。

抹茶風味のスイーツは多くありますが、増量されている贅沢感がなんとも言えない満足に繋がります。それも「ひと口和菓子」というのが日常のご褒美スイーツとしてとても最適に感じます。夏の間、ほぼ毎日セブンイレブンに寄って１日1個買って帰るのが習慣になりましたが、もしコンビニスイーツの魅力をあげるすると、食べたあとについつい「もう一口食べたい」と感じる点です。

ラーメンでも名店の味と言われる人気の理由に食べた後にもうひと口と思うような感覚が次の来店に繋がると聞いたことがあります。

雑誌でコンビニスイーツランキングで、セブンイレブンの濃い抹茶のわらび餅がトップを飾っており、深く共感しましたが季節商品として大ヒットしたわらび餅は、食べる度に「もう一口」と感じてしまいます。